緊張すると汗が出るのは何故?

生活をしていると、緊張するような場面に出くわすことがありますが、この際に、脇汗をかいてしまう人もいるでしょう。極度な緊張は、手や脇、顔に汗をかきやすくなりますが、これは一体どうしてでしょうか?

 

■精神性発汗が原因

人間は、2種類の汗があり、1つは、「温熱性発汗」です。気温の上昇で、体温が極端に上がることを防ぐ為に、発汗をすることで、体内の体温調整を図っているのです。

 

その為、人間が生きていく上でとても大事な生理現象と言えるでしょう。

 

もう一つは、緊張・不安な時にかく汗で、「精神性発汗」と呼ばれています。

 

これが、極度な緊張の時に出る汗であり、ストレスを感じた際に、交感神経が働いて、その作用によって汗が出てくるのです。この精神性発汗が、緊張やストレスを感じている際に出る汗と言うことになります。

 

■交換神経が作動する

緊張した時によく聞くのが、手のひらの汗です。

 

例えば、レジで店員さんと対面しなければならない時、とても緊張してしまうと言う人は、手に握っている硬貨や紙幣が、べっとり汗で濡れてしまったと言う人がいます。

 

これは極度な緊張から、交感神経が作動して、汗を多く出させているのです。手には、エクリン汗腺が多く存在し、交感神経が活発化することで、汗も多く分泌されるようになるのです。

 

■脳からの伝達

緊張すると、脳は精神的興奮を引き起こし、汗を出せと言う指令を出すのですが、この際、手や足の裏に多く汗を出させます。これは、手足に力が入ることで、思わぬパワーが生まれるからで、そういった箇所に汗を出させて、緊張を緩和させることが目的とされています。

 

昔からの習慣から、遺伝的情報として組み込まれており、当然のように、汗がばっと出てくるのです。

 

汗は、自身の体を守る為、極度の緊張を取り除く為に必要な防御反応であり、大事な生理現象と言えるのです。しかし、大切な場面において、大量の汗が出るような場合は、適切な対処が必要であり、まずは原因を知った上で、症状が出ないように対処していきましょう。